ペルセポリス Persepolis

◆ペルセポリス 1dayツアー

シーラーズの大通りキャリーム・ハーネ・ザンド通りにある旅行会社、PTAでペルセポリスの1日ツアーを申し込んだのは、シーラーズに到着した日の夜だっ た。
料金は8US$、または75000Rials。リアル払いの方が少しレートが良かったのでリアルで払う。ツアー自体は朝の7時30分から12時30分まで なので、1日観光というより半日観光といった方が正確か。

当日の朝、旅行会社が手配してくれた車はセダンのプジョー405だった。前席にドライバーとガイド、後部座席には私を含め3人のツアー客が押し込め られた のである。

(写真:シーラーズ市内からペルセポリスへ向かう道。)
車はちょうど一時間でペルセポリスに到着する。途中の道はやはりというか、とても整備されており、日本の高速道路かバイパス道並みに車が流れていく。


大陸らしい地形が見えてきたところで約1時間。目的地に着いたようだ。


◆ナグシェ・ロスタム

ペルセポリスから5KMほど離れたところにナグシェ・ロスタムと呼ばれる王墓がある。ツアーが有難いのは、こういった自力で来るのが少し面倒な所までカ バーしてくれている点だ。


岩壁に設けられた4人の王墓と、その目の前にあるゾロアスターの拝火教寺院跡がある。正直、不勉強な私は「なんのこっちゃらさっぱり。」ではあったが、後 ほど勉強し直すことしようと決意する。

岩壁に描かれた絵画たち。

1時間ほどで、ナグシェ・ロスタムを後にし、車は5分でペルセポリスに到着。


◆ペルセポリス

さすがはイランの誇る文化財、ペルセポリス一帯には金網が張り巡らされている。


チケットオフィスでガイド氏がチケットを購入し、ペルセポリスへと向かっていく。

自分が歩を進め、クルセクスの門(写真左)が近づいてくると共に、アンコールワット以来の心地よい興奮が呼び起こされてくる。
ガイド氏によると「高台に登る階段は111段ある。」との事だが、「いや110段だった。」と言う他のツアー客とのほのぼのとした論争を横目でみつつ、ク ルセクスの門に相対する私。『来て良かった。』

社会見学か何かで、子供達の集団がやって来た。外人が珍しいのかちょっとウザ目なちょっかいを受ける。と、そこで気がついたが、そういえば外国人旅行者が ほとんど居ない。私を含めた3人組(日本人2人・インド人1人)と他には韓国人2人程度で、まず白人が居ないのだ。
いわゆる観光客があまり居なかった事で、ペルセポリスをより一層楽しめたのも間違いないので、ラッキーと言うことにしておこう。


双頭のグリフォン像。



今は無き超大型のドアの横を飾るレリーフ達。




アーパーダーナーに登る階段横にあるレリーフ達と楔(クサビ)形文字。
私のバイブルと言ってもいい漫画、タイムパトロールぼん(故 藤子・F・不二雄)で歴史を勉強している訳ですが、楔形文字をここで目の当たりにすると、まぁ、なんというか、感動ですわ。


アーパーダーナー。過去に謁見の間として使われていた場所で、高さ26メートルの石柱が6本x6列並ぶ。天井や壁もあったらしいが、現在では石柱が残るの みとなっている。クルセクスの門と並んでペルセポリスの象徴と言える場所。


ハレム跡地と宮殿跡地。
 

写真右は「百柱の間」から望む「アルタクセルクセス2世の墓(丘の中腹)」、写真中と写真右は「アルタクセルクセス2世の墓」。


その丘の中腹からペルセポリスを望む私。


その丘の中腹からペルセポリスを撮るとこんな感じ。一番左の奥がクルセクスの門。ちょっと遠い?


時間は12時。光線具合がちょうど良いので、クルセクスの門の前で腕なんぞ組んでみた。


去りゆく私。さて、私の人生でもう一度、ここを訪れるチャンスはあるのだろうか。



◆オマケの写真館


オマケと言うほどでもないですが、
(写真左)ナグシェ・ロスタムの入場料 3,000Rials(約30円)
(写真右)ペルセポリスの入場料 5,000Rials(約50円)

読めねぇ…。つーか、右側のコピー用紙、冗談みたいな文字だな…。

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