ビエンチャン Vientiane  

◆だから、ここ(バスターミナル)はどこなのよ?

えー、サワン ナケートを夜の9時30分、時間ぴったりに出発した自称VIPバス(7US$=70,000Kip)は翌朝4時30分にビエンチャンに到着したわけです が、あたりは漆黒の闇。朝早くからご苦労さまといいますか、毎度のごとくツクタクドライバに取り囲まれました。とりあえずかまっちゃいられないので、ビエ ンチャンバスターミナルの出口に向かいます。つーかドライバ連中の距離近すぎ。ジーンズの尻ポケットに入れた財布が心配でしょうがない。「他の客を捜した 方がいいよ。」と懇切丁寧に断りつづけ、10人ほど脱落した後も1名がしつこく着いてくる。がんばるなぁ。と感心。。してる場合じゃない。彼の健闘をたた えてとりあえずご希望額を聞いてみると「町の中心まで10キロある。5ドルだ。」とのたまう。
{ほう、10キロもあるのか。}と心の中で呟くわたし。(実はこの時、今いるバスターミナルがどこにあるのか全くわかっていない)。とはいえ、7ドルで7 時間バスに乗っていたわけで、10キロといえば遅くても20分のツクタク(単車を改造して荷台をつけたやつ)が5ドルは法外だろうな。と、なんとなくは感 じるわけだ。まぁ、なんにせよ、あまりにしつこいのでもはや無視。バスターミナル正面入り口に安全そうな数名がいたのでそこで時間をつぶす。

太陽が昇ってきた。
うん、方角がわかるぞ。とりあえず歩いてみよう。と勢い歩き出すわたし。5分ほどしたところで早朝ジョギングをしているナイスな兄ちゃんを発見。これは人 物的に間違いないと思われるので道を尋ねてみる。。。おお!立派な英語をしゃべる。あんたはアメリカ出身のエグゼクティブか?(そんなわきゃない)とちょ いと感心しつつ正確な情報を得る。「市内へは5キロぐらいで、ツクタクなら10,000kipってとこかな。」。。。。。つまり1US$ってことですな。 まったく。。。

さて、エグゼクティブ兄ちゃんに礼を言った1分後、幸運にも流しのツクタクが声をかけてくる。
  私:「ナンブ広場(町の中心にある公園)まで10,000kipでよろ。」
  ドライバ:「う〜ん。15,000kipだなぁ。」
  私:「さいでっか、ほなさいなら」
   サクッと踵を返して2〜3歩。
  ドライバ:「おーけー、おーけー」と叫ぶ。
念のためにもう一度、額面の確認をしてからツクタクに乗り込む。ガソリンが悪いのかマフラーがいかんのか、黒煙をまき散らしつつツクタクは美しすぎる朝焼 けの中をちょいと遅いスピードで驀進するのであった。

市内に着いた ところで数件のゲストハウス(GH)を見て回るも、「なんだかな〜」な額と部屋の連続。。。。ちょいと気づくのが遅かったが、もしかして私が探しているの は「朝6時から開いてる部屋」=「昨日一杯、遅い時間でも客の入らなかった部屋」ではないかと。
そういえば小生の土手っ腹も気持ち空いているようだし、ちょうど目の前に1軒のパン屋さんもあるし。しかも焼きたてのパンを目の前で陳列してるし。

パン屋さんにて1時間ほどゆっくりしまして、大して読めないロンリープラネット(理由:英語との格闘になる)をほどほどに眺めまして、いーかげん飽 きてきたのでGH巡りを再び始めまして、とりあえずロンリープラネットに載っているGHは全て巡りまして、結果、本に載ってないGHに泊まったわけです が。
前金なのでちょいと違和感はあったですが、結果、ファンのガタガタ音がうるさくてちょいと寝づらいという問題を抱えつつ、安いからいいか。と最終的に4泊 いたしました。


まーしかし、ビエンチャン。首都とはいえ 閑散としています。さすが人口560万人のラオス。それでもサワンナケートよりはたしかに発展してる。当たり前だけど。


おおーっと、バトミントンに興じる若人を 発見!もはや日本ではなかなか見られない風景!!サワンナケートで見た「ビー玉遊びに熱中する子供」から連続して来ますねぇ。


なにやら大人数の子供が集まっているとこ ろに遭遇。。。何をしているのかとても気になる。  


風船割り、、、、なにかの祭りをしている のだろうか????でも、この区画には寺院は見あたらないなぁ。。。恒常的にやってる風なニオイもするし、、、  


ちょいと日の暮れたところで屋台街に遭 遇、豚肉の串焼き(5,000kip≒60円)をいただく。





あけて翌日、ナンブ広場(町の中心)にあ る噴水を見てみようと歩いていくと、どうにも噴水が動いている気配がない。むしろ、、、、この水は、、、もしかして、、、蚊の、、、、考えるのやめとこ う。。


タートダムという名の史跡?GHやレスト ランで聞いてみたがどうにもよくわからなかった。パッと見で歴史のありそうな場所だったのでとりあえず撮ってみる。



ビエンチャン では朝市の名で通っているタラートサオ・マーケット。
平和なラオス(ツクタクを除く)に於いて、ここだけはベトナム・カンボジアと同じく価格交渉の戦場となっている。平たく言うとここの店員は「外人はカネを 持っている」と認識し行動しているのだ。
たとえば私がナイキのシャツ(パチもの)を手に取って見てるとしよう。店員が寄ってくるので、「いくら?」と聞いたらば、「8ドル」と言ってくる。あまり にもアホらしいので付き合っていられず無視して店から離れていくと、後ろの方で「7ドル」「6ドル。。」「4ドル。。。」とカウントダウンをしてくれるの である。

とはいえ、規模の大きさは大したもので、レストランから衣料品・電化製品・生活雑貨に家具。すべてここでそろってしまいそうな勢い。見ているだけで 結構楽しい。 

 

 

 電気製品のコーナーでは秋葉でもあまり見なくなったパチものゲームソフトやら正規(?)のPS2やらがありました。炊飯 ジャーはさすがにラオスまでくると日本と同じ形が多くなってきます。マレーシアで大量に展示されてたアルミ蓋の炊飯ジャーが懐かしい。
 
 
 

 

 

これなんだと思います?
 

ハチの巣なんです。幼生が動いてます。。。
 
 
 

 


市場の一角に新し いショッピングモールを建設中。ラオス初のエスカレーターが導入されるとか。2007年開業予定。
 

市場でのおまけ:

  「ストラップ付き」だそうで。
 


旅をしていると、どこの町でも行きつけのレストランや茶店は出来るもので、下はナンブ広場前にあるパン屋さんですが。私の一押しは「レモンジュース (7,000kip)」。とても刺激的な味がGOOD!ポッカレモン100などの原液と水を1:1で割って氷を足したような飲み物ですが、、皆さんもどう ぞお試しあれ。
 

4泊滞在中で2回も昼飯に訪れたランチバイキングのお店:「ベジタリアン・ビュッフェ」
町の中心からは少し離れますが、食べ放題が15,000kip。日本円にして約180円!!!!


デザート:「豪華なしるこ」。あったかいあずきスープ(ここまでは「しるこ」)にタピオカが入っている。氷を足して温度を下げつつ頂く。なかなかイケま す。

ビエンチャンに2軒ある日本食レストラン、こちらは「キッチン東京」。カツ丼(37,000kip)頂きました。一ヶ月ぶりの日本食!かなりうま い!!あと、日本語の新聞を置いているのもありがたく、当日朝刊から1週間ほどの古新聞をじっくり読ませていただきました。「ふむふむ、タイのクーデター は大丈夫そうだな」、「新内閣発足ですか」、「福島県で談合(これはあんまり関係ない。)」

 
 
 

 ビエンチャンを含め、ラオスの小売店は 今のところ「まだ」安心してモノを買えます。ベトナムやカンボジアでは缶ジュースを買うのにも相当ストレスを溜めました(コーラ350ml缶で一本あた り、8千ドンを中心に4千〜2万ドンの幅がある。外人と見てふっかけているのだが、2万ドンといえば1.3ドル≒160円で、日本より遙かに高い価格とな る。おまいらおもしろすぎ>ベトナム)。とはいえ、ビエンチャンですが、サワンナケートに比べると、一部の小売店で1〜2千kip程度の上乗せがちょい ちょい目についてくるので、徐々に「外国人ズレ」してきているのかも知れません。

そういった点ではコンビニがあるってのは 助かります。値札のシールを貼ってくれていたり、POSレジで価格の正規性がかなり保証されますので精神安定上非常によろしい。ビエンチャンには2軒のコ ンビニがありました。(2006.09)


ベジタリアンビュッフェへ行くときに角を曲がり損ねてまっすぐ行き、「なんか違う」と思ったところで道を尋ねたパン屋さん。オーナーのおばさまも近 所とは言えビュッフェの存在を知らなかったのですが、ロンリープラネットに番号が載っていたのを発見し、電話までかけて調べていただいて。まぁ、なんとい うか感謝感激ですわ。そのときはお礼だけ言ってランチにむかったのですが、明けて翌日、再度ビュッフェに向かう際、パンを所望いたしてみました。
ラオス・・いいかも・・・・・

 


◆オマケの写真館


お寺の 小僧さんが歩いてます。それだけです。失礼ながら「可愛かった」ので一枚。


ラオス 警官の白バイ。ホンダのロゴが光ってます!!


最初は 駐禁かと思ったんですが、駐禁らしき標識が別にあるので他の意味合いの標識かと。。。


たぶ ん、駐禁の標識。。とすると、上のは一体???


病院横 にあったクラクション禁止の標識。日本のってどんな象形でしたっけ????


当然な がら、寺院です。町中に「これでもか!」ぐらいいっぱいあります。(小学生の文章みたいだなぁ。。自分)


◆メコン川沿いにある屋台と夕暮れ。 

 
外食をあまりしない習慣のラオスの方々もメコンの夕暮れは別格らしく、河原手前の土手に相当な数のテーブルが設置されてました。小生も飲めないビー ルをちょいと一杯ひっかけてみたりして。とはいえ周りを観察していると、他の客が席を立った直後に“独特の雰囲気を持った”子供たちが客の食べ残しをきれ いに頬張っている。。。そんなちょっとした現実を突きつけられる瞬間もあります。

※注:私が言うことではないかも知れませんが、海外旅行に行く方にお願いというか、「お金の無心にくる子供」には与えないようにお願いしたいと切に 思います。正直なところ「与えちゃってる人」を何人も見ました。「1ドル」子供にあげる。。。それは場合によっては「現地の大人が頑張って働いた給料の1 日分」よりも多いという可能性がある。考え方は人それぞれですが、私は一抹の不安をぬぐいきれません。

※注2:ラオスの一人当たりGDP 491ドル(2005年)。平均値なので一部の富裕層を除くとかなり低くなる。


屋台のテーブルから見るメコンの夕暮れ。
左はちょいと明るすぎる感じがしたので、シャッタースピードちょい変えてもう一枚。

 


タラートサオバスターミナルからノーンカーイ(タイランド)へ。

国際バス(15,000Kip=1.50US$≒180円で1時間、9日過ごしたラオスを後にする。
 

ラオス側イミグレーションとゲート。
 


タイ-ラオス友好橋を渡り、タイ側イミグレーションへバスは向かう。ちなみにタイ側の写真は撮ってません。だってM16(?)っぽいので武装した人がいっ ぱいいたんだもん。

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